依頼者の属性 |
50代女性 |
別居の有無 |
別居中(単身赴任) |
主な争点 |
婚姻費用,財産分与 |
弁護士の関与 |
調停,裁判外の交渉 |
解決結果 |
婚姻費用22万円,調停離婚成立,
財産分与683万円 |
解決までの期間 |
19か月 |
解決のポイント
・依頼者は,相手方が選任した弁護士から突然,離婚を請求する内容証明を送られ,驚いて相談に来られました。相手方は,単身赴任中でしたが,離婚については全く話もなく,一方的なものでした。
・まずは一方的に給与振込を変更されたため,婚姻費用分担調停を申し立てて,相手方が引き続き住宅ローンや婚姻費用を支払うことを合意しました。
・その後,離婚協議となりましたが,相手方は,依頼者には財産があるのではないかという主張がなされました。最終的には,自宅を依頼者へ財産分与した上,退職金を含めた財産分与を確保しました。
・夫からの突然の離婚請求であり,法律上の離婚原因はありませんでしたが,お子さんも独立していることから,適切な財産分与を確保することを条件に離婚に応じる方針を取りました。
・家計に関与していない当事者から,財産があるはずだという主張はよくあります。本件でも,時間はかかりましたが,適切な財産分与を確保することができました。