不貞の慰謝料を請求しない合意は有効か?慰謝料額を減額して和解した事例

依頼者

40代女性

別居の有無

主な争点

慰謝料

弁護士の関与

訴訟

解決結果

解決金60万円

解決までの期間

6ヶ月

解決のポイント

◯相談前
依頼者は,一時期不貞関係にあった男性の元妻(相手方)から,慰謝料の請求を受けていました。対応について,何度かご相談いただくうち,相手方から慰謝料100万円を請求する訴訟を提起されたため,受任することになりました。

◯相談後
相手方は,訴訟提起前に,一度は慰謝料の請求はしないと話し,依頼者もそれに合意したことがあるため,相手方の主張自体を失当とする主張をしました。
依頼者が相手方の元夫と不貞関係にあった時期が,当方が当初主張していたものと異なっていたこともあり,60万円での和解に応じることになりました。

◯弁護士からのコメント
相手方の蒸し返しのような請求でしたが,当事者間の合意については,書面を交わさない限り,訴訟で認められるのは難しいと感じました。和解の金額としては,妥当な金額となりました。