配偶者から離婚を切り出された場合，「受け入れなければならない」「選択肢がない」と思い込んでしまう方がおられます。
特に，相手に経済的に依存しており相手の言うことを聞かなければいけない関係になっている場合や，普段からモラハラを受け，相手との上下関係ができてしまっている場合などに，その傾向が見られます。
そのような相手は，自分ことは棚に上げ，あなたに落ち度がなくとも，あなたの一方的な落ち度であるかのように責め立ててくることもあるでしょう。
しかし，一旦立ち止まって考えてください。相手の言ってくる理由は法律上の離婚原因に当たらないことも多く，あなたが離婚に応じたくなければ，少なくとも直ぐに離婚になることはないのです。
また，相手の言ってくる理由は表面上のもので，本当は「不倫相手と一緒になりたい」と考えている可能性もあります。
しかし，離婚を切り出されたことに動揺したため，感情的になって冷静な対応ができず，不利な状況に陥ってしまう方も少なくありません。
相手から離婚を切り出された場合，冷静に相手の言い分を聞き，また相手の様子を伺い，真の意図を探る必要があります。そして，冷静に対応し，情報収集を行い，確実な証拠をつかむ等の対応も考えられます。
そのような冷静な判断は一人では難しいため，まずは離婚問題に注力した弁護士に相談し，どのような段取りで対応していくか，弁護士と一緒に戦略を練ることをお勧めします。
当事務所では，離婚に応じたくない方の相談，離婚に迷っている方の相談，離婚には応じるが有利な条件で離婚したいと考えている方からのご相談も多く受けています。
一人で悩まず，まずはご相談ください。
