何の前触れもなく,突然相手が家を出ていき,暫くして弁護士から文書が届いて離婚を求められたというご相談があります。この場合,相手は離婚のために十分に準備を進めたうえで別居した可能性があります。
相手がそのように周到に用意している場合,こちらも知識を身につけ,早めにとるべき法的対応をしなければ,どんどん相手のペースで離婚協議が進んでしまい,取り返しのつかないことになりかねません。
別居直後であれば,こちらも相手の財産や収入関係を把握することが可能な場合があります。また,経済的に相手に頼っていた場合には,今後の住居や生活費をどうするか考える必要もあります。
突然,相手が家を出ていってしまった場合や家を出ていく兆候が見られた場合には,まずご相談ください。離婚問題に積極的に取り組む弁護士と一緒に戦略を練ることをお勧めします。