依頼者の属性 |
20代女性(専業主婦) |
別居の有無 |
別居中 |
主な争点 |
慰謝料 |
弁護士の関与 |
公正証書(離婚)作成
裁判外の交渉、訴訟 |
解決結果 |
裁判外の和解
(解決金100万円) |
解決までの期間 |
2年4か月 |
解決のポイント
依頼者は,自身が出産後の里帰り中,夫の浮気を疑い,調査事務所に動静調査を依頼しました。その結果,夫が不貞相手の女性と自宅で半同棲状態にあることが判明したため,夫と離婚し,不貞相手に対して慰謝料請求をするため,相談に来られました。
夫とはご自身で交渉され,公正証書で離婚協議書を作成しました。なお,依頼者は別居後に九州のご実家に帰っていたため,公証人役場には当職が代理で出席しました。これ以降,(元)夫からは養育費の支払が継続しています。
その後,当職が代理人として不貞相手に対して慰謝料請求訴訟を提起しました。不貞相手は,訴訟でも頑なに不貞の事実を認めませんでしたが,判決直前に裁判外での和解が整い解決金が支払われました。
本件では調査事務所の報告書が大きかったです。不貞相手は断続的な宿泊を認めながら肉体関係を否定し(いわゆる「一線を超えていない」),徹底的に争ってきましたが,最終的には裁判官も認容の心証でした。
離婚する場合,夫の連帯責任を追及する場合が多いのですが,幼稚園(保育園)の入園等で離婚を先行させた方がよい場合もあります。ケースバイケースですので,弁護士にご相談ください。