宗教活動を理由とした離婚が成立した事案

依頼者の属性

30代男性

別居の有無

別居中

主な争点

離婚

弁護士の関与

交渉、調停

解決結果

調停離婚成立

解決までの期間

9か月

解決のポイント

・依頼者は、相手方が宗教に傾倒していたことを知り、辞めてほしいと伝えたが、内緒で続けていたことが判明し、子への影響を心配して相談に来られました。

・まずは、離婚協議を行いましたが、調停の場に移行しました。
調停では、譲歩できる点、譲歩できない点を明確にし、条件交渉を行いました。

・相手方は離婚を希望していませんでしたが、協議、調停を通して、粘り強く交渉しました。相手方に対しても、離婚をした場合と離婚をしない場合の相違をきちんと説明することで、離婚について前向きに検討していただけました。

金銭のやり取りなしで早期離婚をすることができた事例

依頼者の属性

30代女性

別居の有無

別居中

主な争点

離婚

弁護士の関与

裁判外の交渉、

解決結果

協議離婚成立

解決までの期間

2か月

解決のポイント

・依頼者は、相手方が部屋にこもり、家事に非協力的であることから、離婚を申し入れましたが、拒否されてしまい、相談にこられました。

・まず、離婚を求めるとともに婚姻費用の請求をしました。相手方から家具家電等についての支払いを請求されましたが、相手方が婚姻費用の負担を考え、金銭の支払い等を行わない内容で合意しました。

・一方の心情が変化しない場合、他方が拒否してもいずれは離婚することとなります。相手方に対しても、その点及び婚姻を継続した場合の法的関係を説明することでスムーズに離婚が成立しました。
特に婚姻関係が短期間である場合には、協議離婚で早期に解決することができる可能性がありますので、専門家への相談をお勧めします。

定年を目前にした夫からの突然の離婚請求。的確な婚姻費用・財産分与を獲得した事例

 

依頼者の属性

50代女性

別居の有無

別居中(単身赴任)

主な争点

婚姻費用,財産分与

弁護士の関与

調停,裁判外の交渉

解決結果

婚姻費用22万円,調停離婚成立,

財産分与683万円

解決までの期間

19か月

解決のポイント

・依頼者は,相手方が選任した弁護士から突然,離婚を請求する内容証明を送られ,驚いて相談に来られました。相手方は,単身赴任中でしたが,離婚については全く話もなく,一方的なものでした。

・まずは一方的に給与振込を変更されたため,婚姻費用分担調停を申し立てて,相手方が引き続き住宅ローンや婚姻費用を支払うことを合意しました。
・その後,離婚協議となりましたが,相手方は,依頼者には財産があるのではないかという主張がなされました。最終的には,自宅を依頼者へ財産分与した上,退職金を含めた財産分与を確保しました。

・夫からの突然の離婚請求であり,法律上の離婚原因はありませんでしたが,お子さんも独立していることから,適切な財産分与を確保することを条件に離婚に応じる方針を取りました。
・家計に関与していない当事者から,財産があるはずだという主張はよくあります。本件でも,時間はかかりましたが,適切な財産分与を確保することができました。

離婚及び年金分割に応じない相手方に毅然と対応した事例

依頼者の属性

70代女性(専業主婦)

別居の有無

別居中

主な争点

離婚,婚姻費用,財産分与,年金分割

弁護士の関与

調停・審判

解決結果

審判離婚,婚姻費用18万円

年金分割の請求すべき按分割合0.5審判

解決までの期間

17か月

解決のポイント

・依頼者は,相手方からの恫喝や暴力があることや,相手方の定年退職後に生活費をもらっていなかったことから,別居に踏み切りました。相手方と会いたくない気持ちもあり,離婚をどうすすめるべきか相談に来られました。

・婚姻費用,離婚,年金分割を求める調停を申し立てました。
争点を絞るため,婚姻費用及び離婚について成立させ,年金分割については別途審判を申し立てました。

・DVがあったため,相手方との接触は絶対にしないよう気を付けました。
また,相手方が年金分割に固執し,協議が中々進みませんでしたが,離婚を先行させることでなんとか年金分割もすることができました。
専業主婦(夫)であっても配偶者が厚生年金に加入している場合には,その分も加味した積み立てがなされています。
年金分割を行わない場合,正当な支給がなされません。本件では,正当な権利をきちんと取得することができ,良かったです。

離婚を条件に不倫の慰謝料を支払うことで合意,依頼者の希望に寄り添い早期解決できた事例

依頼者

40代女性(無職)

別居の有無

主な争点

離婚,慰謝料

弁護士の関与

交渉,公正証書作成

解決結果

300万円(慰謝料)

解決までの期間

4ヶ月

解決のポイント

◯相談前

依頼者は,夫に不貞が知られ,慰謝料400万円を請求されていました。

夫は,既に不貞相手から示談金100万円の支払いを受けていました。

依頼者は,ある程度の支払はやむを得ないとしても,元々夫婦仲がうまくいっていなかったことから離婚を強く希望し,相談に来られました。

◯相談後

弁護士が相手方と交渉し,年内の離婚成立を条件に慰謝料300万円で合意できたため,協議内容をまとめた公正証書を作成しました。

◯弁護士からのコメント
依頼者が支払った慰謝料は決して安くありませんが,依頼者が何よりも離婚を強く希望されていたため,早期に解決できて大変喜んでおられました。このような事案では,依頼者が何を重視されているのかを大切にして方針を決めるよう心掛けています。

離婚できるんでしょうか?念願の離婚を,適正な条件で実現した事例

依頼者

40代男性

別居の有無

主な争点

慰謝料,財産分与

弁護士の関与

文書作成,調停

解決結果

慰謝料0円

解決までの期間

4ヶ月

解決のポイント

◯相談前
依頼者は,過去の不貞を理由に離婚が長年実現していませんでした。継続的に相談いただく中で,相手方の希望に沿った離婚条件をアドバイス・提示していましたが,相手方が主に財産分与について過大な条件に固執していました。

◯相談後
調停に移行し,財産分与は理論上ないことを丁寧に説明した結果,相手方も大筋で納得されました。
離婚条件としても,交渉段階で提示していた内容よりも有利な条件で離婚が成立しました。

◯弁護士からのコメント
離婚における財産分与については,相手方に対する不信もあり,過大な要求がある場合もあります。本件では,調停という場で丁寧に財産状況を説明することで解決の糸口となりました。

退職金は財産分与の対象に,弁護士間の協議により早期解決を図った事例

依頼者

40代女性

別居の有無

主な争点

財産分与,年金分割

弁護士の関与

交渉,離婚協議書作成

解決結果

350万円(財産分与)

解決までの期間

4ヶ月

解決のポイント

◯相談前
依頼者は,離婚や親権については話がまとまっていましたが,財産分与として相手方が退職金の分割に応じないため相談に来られました。

◯相談後
弁護士が相手方へ受任通知を送付したところ,相手方も弁護士を選任し,代理人間での協議となりました。交渉の結果,退職金を含めた財産分与と年金分割をすることで合意し,協議離婚が成立しました。
年金分割は合意分割となりますので,年金事務所における手続までサポートさせていただきました。

◯弁護士からのコメント
本件は当事者間である程度話がまとまっている事案でした。しかし,今後の生活を含めてきちんとした財産分与を請求すべきではないかとご説明し,結果として依頼してよかったと満足いただけました。

未払い婚姻費用の支払いと年金分割の単独手続きのため公正証書を作成した事例

依頼者

60代女性

別居の有無

主な争点

婚姻費用,年金分割

弁護士の関与

交渉,公正証書

解決結果

45万円(未払婚姻費用)

解決までの期間

2ヶ月

解決のポイント

◯相談前

依頼者は,離婚や財産分与について相手方の合意を得られていましたが,年金分割についての話合いが進まず,また,婚姻費用の支払いが滞ってしまったことから,相談に来られました。

◯相談後

弁護士が相手方と交渉し,未払婚姻費用の支払いと年金分割を求めました。相手方が応じたため,離婚後,依頼者が単独で年金分割の手続きが行えるよう,公正証書を作成しました。

◯弁護士からのコメント

本件は,争点が婚姻費用及び年金分割としぼられていました。相手方が交渉に応じたため,スムーズに公正証書の作成ができましたが,任意の請求に応じない場合には,直ちに調停を申し立てる予定でした。

相手方弁護士から電話が何度も…,自宅への居住や解決金支払を含めた解決ができた事例

依頼者

30代女性

別居の有無

別居

主な争点

養育費,財産分与

弁護士の関与

交渉

解決結果

養育費月5万円(1人あたり),
解決金として50万円の支払いなど

解決までの期間

2ヶ月

解決のポイント

◯相談前
依頼者は,法律相談を受けながら,当事者間で離婚の話し合いをしていましたが,相手方が弁護士をつけ交渉を行ってきたため,手に負えないとして,当方へ正式に依頼されることになりました。

◯相談後
離婚には双方同意していましたので,主に条件面での交渉を行いました。
相手方は住宅ローンの残る自宅の売却のため退去を要求してきましたが,子どものことを考え自宅不動産に一定期間居住することを認めさせました。
また,依頼者の両親が相手方に貸し付けていた金員について,解決金として支払ってもらうことができました。

◯弁護士からのコメント
相手方に弁護士が付いた場合には,知識等に差がありますので,やはり弁護士依頼をお勧めします。
本件では,養育費や解決金支払を担保するため,まとまった合意内容を公正証書にしました。

受任前は協議・調停をフォロー。受任後は離婚訴訟,離婚後の諸手続きのサポートまで行った事例

依頼者の属性

30代女性(会社員)

別居の有無

別居

主な争点

親権,養育費,財産分与

弁護士の関与

訴訟

解決結果

訴訟上の和解

解決までの期間

7ヶ月

解決のポイント

◯相談前

依頼者は,夫から離婚を切り出され,別居を開始されました。

親権や養育費,財産分与(財産は依頼者が管理)について,どのように夫と交渉すればいいか悩まれていました。

◯相談後

その後,夫は離婚調停を申し立てました。ひとまず本人同士で調停を進めることにし,依頼者は相談を継続されていました。

調停不成立後,夫に代理人が就いて訴訟を提起したため,正式に弁護士に依頼となりました。

夫は親権と相当額の財産分与を求めていました。当方は親権と財産分与を争いつつ,養育費の附帯処分を求めました。

結局,依頼者が親権を取ることを前提に,養育費,財産分与で納得できる金額で和解できました。

◯弁護士からのコメント

離婚協議や調停はご自身で進めることもできますが,心身共に結構な負担となります(調停委員も決して一方の味方ではありません。)。

本件は,調停までご自身でされましたが,初期の段階から弁護士に継続的に相談されていたため,ある程度安心して進めることができたと思います。

 

なお,裁判終了後,付随的な問題(引越し,氏の変更など)が完了するまで当事務所でサポートしました。新たな人生の第一歩をお手伝いすることができて良かったです。