相手方が婚姻関係の破綻を認めない。証拠に基づく主張が認められ判決離婚できた事例

依頼者

40代女性(会社員)

別居の有無

主な争点

  離婚,年金分割

弁護士の関与

訴訟

解決結果

離婚判決確定,養育費月4万5000円,年金分割

解決までの期間

1年2ヶ月

解決のポイント

◯相談前

依頼者は,相手方からの精神的虐待や経済的不安があることから約6年別居をしていました。

離婚を決意した依頼者は,話合いや調停の申立てをご自身で行いましたが,いずれも相手方に応じてもらえませんでした。

調停不成立となったため,離婚訴訟の具体的な進め方を相談しに来られました。

◯相談後

弁護士が,依頼者の代理人として離婚訴訟を提起しました。

相手方は,離れて暮らしていた時期は途中まで単身赴任であり,別居中も家族間の交流は良好で,経済的な援助もしており,婚姻関係は破綻していないため離婚に応じないと主張しました。

これに対し,弁護士は,カード明細の利用状況や診断書を証拠として提出し,依頼者の経済的及び精神的負担があることを主張したところ,離婚,養育費及び年金分割を定める判決が出ました。

◯弁護士からのコメント
本件では,婚姻関係の破綻の有無,具体的には別居時期が最大の争点でしたが,動かしがたい事実(住民票の異動等)を軸に主張した当方のストーリーが認められ,破綻が認められました。離婚自体が争点になる場合は,訴訟で決着を付けざるを得ない場合が多いように感じます。

入籍後,一度も同居をしていない夫婦の離婚。代理人同士の交渉で早期解決できた事例

依頼者

30代男性(会社員)

別居の有無

別居

主な争点

  離婚

弁護士の関与

交渉

解決結果

協議離婚成立

解決までの期間

1ヶ月

解決のポイント

◯相談前
依頼者は,相手方との性格の不一致によるストレスで体調を崩し入院するほどであったため,離婚を申し出たところ,相手方から慰謝料1200万円を請求されました。依頼者は,相手方と入籍後,新居となるアパートの契約はしていたものの,一度も同居をしたことがありませんでした。

◯相談後
まずは,相手方の所在調査を行い,協議離婚を希望する受任通知を送付しました。
その後,相手方も代理人をたてて,代理人同士の交渉となり,アパートの解約,離婚を短期間で成立することができました。また,慰謝料等金銭的な請求はされないことになりました。

◯弁護士からのコメント
弁護士の介入前は,相手方家族による対応(自宅に押しかける,無茶な要求をする等)に大変苦労されていました。そのような場合は,早期に弁護士に依頼して粛々と法的な解決を図った方が早く済むことが多いように思います。依頼者の人生の再スタートが幸せなものになるよう祈っています。

どうやったら離婚できるのでしょうか?当事者間でこじれてしまった離婚問題を解決した事例

依頼者の属性

40代男性(会社員)

別居の有無

別居(単身赴任)

主な争点

  離婚,養育費,財産分与

弁護士の関与

調停

解決結果

離婚調停成立

解決までの期間

1年8ヶ月

解決のポイント

◯相談前

依頼者は,ご自身で離婚の調停を1年以上行っていましたが,何度期日を設けても相手方が離婚に応じず,後半は期日に出頭しなくなり不調となりました。このままではいつまでも離婚できないので,相談に来られました。

◯相談後

改めて離婚の調停を申立て,調停の場での話し合いを行いました。相手方にも代理人がつきましたので,少しずつ話し合いは進展しました。

最終的には,財産分与に加えて解決金を支払うことで,念願の離婚を成立させることができました。

◯弁護士からのコメント

本件は相手方が頑なに離婚を拒んでいる状況でした。双方に代理人がいることで,話合いは少しずつでも前進していくことを実感していただいたと思います。

妻からの一方的な離婚請求…,離婚サポートを最大限活用して,適正な解決ができた事案

依頼者の属性

30代男性(会社員)

別居の有無

別居

主な争点

  離婚,離婚条件

弁護士の関与

離婚サポート

解決結果

離婚・婚費の調停成立(ご自身による手続)

解決までの期間

7ヶ月

解決のポイント

◯相談前

依頼者は,離婚自体はやむを得ないと考えられていましたが,相手方が一方的に実家に帰った上,代理人を選任して離婚調停を申し立てられてきたことから相談に来られました。

◯相談後

ご自身で交渉を進めたいとのご意向でしたので,相談後「りこん安心サポート」に加入され,期日毎に弁護士からメールや電話でアドバイスを受けながら,ご自身で調停を進められました。

◯弁護士からのコメント

明確な離婚事由がないまま,夫婦仲がこじれてしまった案件です。相手方からは,事実とは異なる主張などがありましたが,適宜反論しつつ,離婚条件を提示するなどの解決に向けたサポートをさせていただきました。

自分で交渉を進めたい。離婚サポート契約で,依頼者自身で調停成立させた事例

依頼者の属性

20代女性(会社員)

別居の有無

別居

主な争点

  慰謝料,養育費

弁護士の関与

離婚サポート

解決結果

離婚調停成立(ご自身による手続)

解決までの期間

7ヶ月

解決のポイント

◯相談前

夫の不倫が原因で離婚協議をされていました。双方,離婚と親権は合意できたものの,慰謝料,財産分与,養育費の点で合意ができず,弁護士に相談されました。

◯相談後

ご自身で交渉を進めたいとのご意向でしたので,相談後「りこん安心サポート」に加入されました。その後,協議が難しかったため,ご自身で調停を申し立てました(申立書の記載内容は弁護士がアドバイスしました)。

期日の間にメールや電話で弁護士のアドバイスを受けながら,ご自身で調停を進め,無事成立しました。

◯弁護士からのコメント

ご自身で手続を進めたい方,離婚原因がなく別居中で時々アドバイスを受けたい方,忙しくて継続相談が難しい方などは,当事務所の「りこん安心サポート」がお勧めです。

慰謝料1000万円の要求,離婚サポート契約や代理交渉など最大限活用した事例

依頼者の属性

40代男性(会社員)

別居の有無

別居中

主な争点

  離婚婚姻費用

弁護士の関与

離婚サポート調停

解決結果

婚姻費用20万円,離婚解決金30万円

解決までの期間

2ヶ月

解決のポイント

(相談前)
依頼者は,約2年の婚姻生活を続けてきましたが,相手方の強い束縛などから別居に至り,離婚協議を進めていました。
しかし,相手方から提示された離婚条件は慰謝料1000万円,速やかに払わなければ会社に乗り込むという法外なものでした。

(相談後)
まずは,サポートプランを利用されて相手方と交渉を有利に進めていました。
その後,相手方が弁護士に依頼をして,離婚及び婚姻費用分担請求調停を提起してきたため,当方も正式に代理人として受任させていただきました。
調停では相手方の過大な要求が全く理由がないことを丁寧に主張し,調停委員も納得され,最終的に婚姻費用合計20万円,離婚解決金30万円として1回の調停で解決しました(離婚については,調停外で協議離婚)

(弁護士からのコメント)
相手方が過大な請求をする場合の対応はケースバイケースですが,サポートプランや代理を最大限活用されて,早期解決に至りました。

婚約破棄の慰謝料は?中絶などの慰謝料も併せて請求した事例

依頼者

20代女性

別居の有無

主な争点

慰謝料,貸金回収

弁護士の関与

交渉,訴訟

解決結果

解決金112万円

解決までの期間

8ヶ月

解決のポイント

◯相談前
依頼者は,結婚を前提に同棲していましたが,妊娠後に中絶を求められ,また婚姻の予約も不当に破棄されたため相談に来られました。

◯相談後
相手方に対して,慰謝料等を請求しましたが,相手方はこれを拒絶したため,訴訟提起しました。
その結果,慰謝料及び貸金等を含め,金112万円で和解が成立しました。

◯弁護士からのコメント
婚姻予約の破棄の慰謝料は,相手方が認めないケースが多くあります。
本件では,交渉で慰謝料の支払いを認めなかったため,訴訟提起し,訴訟の中で,裁判官に慰謝料の発生を認めてもらうことができました。

男女交際の精算,婚約破棄等の慰謝料請求に的確な対応をした事例

依頼者の属性

20代男性(会社員)

別居の有無

主な争点

  慰謝料

弁護士の関与

示談交渉

解決結果

300万円(請求額)→50万円(示談金額)

解決までの期間

3ヶ月

解決のポイント

(相談前)
依頼者は元交際相手から,婚約破棄・名誉毀損・DVなどを理由として300万円を請求されました。

(相談後)
弁護士は,まず1年以上の交際期間ついてLINE等のやり取りなどの証拠をもとに綿密な事実確認を行いました。
その結果に基づき,相手方主張について事実関係はもちろん,法律上も相手方の請求の理由がないことを反論し,交渉を進めました。
結果的には,依頼者は事案の早期解決を望まれ,解決金50万円を支払う内容での示談が成立しました。

(弁護士からのコメント)
離婚と異なり,婚約の破棄については①婚約の成立,②婚約の不当な破棄が要件となり,請求自体が困難な事例が多いです。
本件では,依頼者が事案の早期解決を望まれたことから,慰謝料としてではなく,解決金を支払う内容での示談を成立させました。