未払い婚姻費用の支払いと年金分割の単独手続きのため公正証書を作成した事例

依頼者

60代女性

別居の有無

主な争点

婚姻費用,年金分割

弁護士の関与

交渉,公正証書

解決結果

45万円(未払婚姻費用)

解決までの期間

2ヶ月

解決のポイント

◯相談前

依頼者は,離婚や財産分与について相手方の合意を得られていましたが,年金分割についての話合いが進まず,また,婚姻費用の支払いが滞ってしまったことから,相談に来られました。

◯相談後

弁護士が相手方と交渉し,未払婚姻費用の支払いと年金分割を求めました。相手方が応じたため,離婚後,依頼者が単独で年金分割の手続きが行えるよう,公正証書を作成しました。

◯弁護士からのコメント

本件は,争点が婚姻費用及び年金分割としぼられていました。相手方が交渉に応じたため,スムーズに公正証書の作成ができましたが,任意の請求に応じない場合には,直ちに調停を申し立てる予定でした。

相手方弁護士から電話が何度も…,自宅への居住や解決金支払を含めた解決ができた事例

依頼者

30代女性

別居の有無

別居

主な争点

養育費,財産分与

弁護士の関与

交渉

解決結果

養育費月5万円(1人あたり),
解決金として50万円の支払いなど

解決までの期間

2ヶ月

解決のポイント

◯相談前
依頼者は,法律相談を受けながら,当事者間で離婚の話し合いをしていましたが,相手方が弁護士をつけ交渉を行ってきたため,手に負えないとして,当方へ正式に依頼されることになりました。

◯相談後
離婚には双方同意していましたので,主に条件面での交渉を行いました。
相手方は住宅ローンの残る自宅の売却のため退去を要求してきましたが,子どものことを考え自宅不動産に一定期間居住することを認めさせました。
また,依頼者の両親が相手方に貸し付けていた金員について,解決金として支払ってもらうことができました。

◯弁護士からのコメント
相手方に弁護士が付いた場合には,知識等に差がありますので,やはり弁護士依頼をお勧めします。
本件では,養育費や解決金支払を担保するため,まとまった合意内容を公正証書にしました。

受任前は協議・調停をフォロー。受任後は離婚訴訟,離婚後の諸手続きのサポートまで行った事例

依頼者の属性

30代女性(会社員)

別居の有無

別居

主な争点

親権,養育費,財産分与

弁護士の関与

訴訟

解決結果

訴訟上の和解

解決までの期間

7ヶ月

解決のポイント

◯相談前

依頼者は,夫から離婚を切り出され,別居を開始されました。

親権や養育費,財産分与(財産は依頼者が管理)について,どのように夫と交渉すればいいか悩まれていました。

◯相談後

その後,夫は離婚調停を申し立てました。ひとまず本人同士で調停を進めることにし,依頼者は相談を継続されていました。

調停不成立後,夫に代理人が就いて訴訟を提起したため,正式に弁護士に依頼となりました。

夫は親権と相当額の財産分与を求めていました。当方は親権と財産分与を争いつつ,養育費の附帯処分を求めました。

結局,依頼者が親権を取ることを前提に,養育費,財産分与で納得できる金額で和解できました。

◯弁護士からのコメント

離婚協議や調停はご自身で進めることもできますが,心身共に結構な負担となります(調停委員も決して一方の味方ではありません。)。

本件は,調停までご自身でされましたが,初期の段階から弁護士に継続的に相談されていたため,ある程度安心して進めることができたと思います。

 

なお,裁判終了後,付随的な問題(引越し,氏の変更など)が完了するまで当事務所でサポートしました。新たな人生の第一歩をお手伝いすることができて良かったです。

長年別居していた夫からの突然の離婚請求。家と教育費を獲得し協議離婚できた事例

依頼者の属性

50代女性(会社員)

別居の有無

別居中

主な争点

財産分与(未払婚姻費用を含む)

弁護士の関与

裁判外の交渉

解決結果

協議離婚成立,
共有建物の持分+解決金(640万円)

解決までの期間

9か月

解決のポイント

依頼者は約10年前に夫と別居し,女手一つで子どもを育て上げました。子どもの教育費は全て依頼者が負担してきましたが,突如,夫から正式な離婚を求められ,困惑しました。依頼者のお気持ちとして,離婚に応じるのは構わないが子供の教育費は一部分担してほしい,共有建物(依頼者の親族名義の土地上にある)の共有持分は譲ってほしいということで,当事務所にご依頼いただきました。

弁護士が夫と粘り強く交渉した結果,財産分与として共有建物の持分と解決金640万円を獲得できました(離婚協議書は公正証書で作成)。

慰謝料の二重取り?適正な賠償交渉を行った事例

依頼者の属性

40代女性(会社員)

別居の有無

同居中

主な争点

慰謝料

弁護士の関与

示談交渉

解決結果

150万円の支払い(350万円の減額)

解決までの期間

11ヶ月

解決のポイント

(相談前)
不貞の相手方配偶者からの慰謝料の請求(500万円)があったとして,当方にご依頼いただきました。しかし,相手方夫婦は既に離婚し,配偶者から多額の慰謝料を受領していることが判明しました。

(相談後)
不貞行為は共同不法行為であり,一方から慰謝料を受領している以上,他方への請求は認められないと反論し,受領している慰謝料を考慮し,150万円の解決金を提案。
当初は,上記提案を拒絶していましたが,最終的には,当方提案どおりの示談が成立しました。

不貞の慰謝料を請求しない合意は有効か?慰謝料額を減額して和解した事例

依頼者

40代女性

別居の有無

主な争点

慰謝料

弁護士の関与

訴訟

解決結果

解決金60万円

解決までの期間

6ヶ月

解決のポイント

◯相談前
依頼者は,一時期不貞関係にあった男性の元妻(相手方)から,慰謝料の請求を受けていました。対応について,何度かご相談いただくうち,相手方から慰謝料100万円を請求する訴訟を提起されたため,受任することになりました。

◯相談後
相手方は,訴訟提起前に,一度は慰謝料の請求はしないと話し,依頼者もそれに合意したことがあるため,相手方の主張自体を失当とする主張をしました。
依頼者が相手方の元夫と不貞関係にあった時期が,当方が当初主張していたものと異なっていたこともあり,60万円での和解に応じることになりました。

◯弁護士からのコメント
相手方の蒸し返しのような請求でしたが,当事者間の合意については,書面を交わさない限り,訴訟で認められるのは難しいと感じました。和解の金額としては,妥当な金額となりました。

不貞の代償は…。慰謝料請求や夫婦関係について寄り添った事例

依頼者

40代女性

別居の有無

主な争点

離婚,婚姻費用,慰謝料

弁護士の関与

調停,訴訟

解決結果

婚姻費用10万円(別居成立),

慰謝料200万円

解決までの期間

1年4ヶ月

解決のポイント

◯相談前
依頼者は,夫の不貞行為に悩まれて相談に来られました。

◯相談後
まず,不倫相手に対して,慰謝料請求訴訟を提起しましたが,相手方資力に問題があったため一部分割として和解しました。
依頼者は夫との離婚を決意しましたが,ひとまず別居を開始したうえで,婚姻費用として月10万円を支払ってもらうこととなりました。

◯弁護士からのコメント
不貞行為は夫婦間のみならず,お子さんなどその家族にも大きな影響を与える問題です。
本件では慰謝料請求しつつ,離婚は急がず夫から婚姻費用を支払ってもらい様子をみるという方針を取りました。

不倫相手への慰謝料請求。弁護士が間に入ることで,3ヶ月のスピード解決ができた事例

依頼者

30代女性

別居の有無

主な争点

慰謝料(300万円請求)

弁護士の関与

交渉

解決結果

慰謝料300万円

解決までの期間

3ヶ月

解決のポイント

◯相談前

依頼者は,夫の不倫をきっかけにご相談に来られ,弁護士のアドバイスをもとに,ご自身で協議離婚を成立されました。

その後,不倫相手に慰謝料を請求するため,再度ご相談に来られました。

◯相談後

弁護士が不倫相手と交渉したところ,肉体関係は否定したものの,責任は認め,慰謝料300万円の支払いで合意を得ました。

◯弁護士からのコメント

本件では相手方が請求に応じましたが,調査事務所の報告書がありましたので,任意の請求に応じなければ早期に訴訟を提起する予定でした。客観的証拠があることで自信を持って交渉でき,結果的にスピード解決に繋がることが多いように感じます。

相手方が不倫を認め,請求どおりの慰謝料が支払われた事例

依頼者

30代女性

別居の有無

主な争点

  慰謝料

弁護士の関与

示談交渉

解決結果

300万円

解決までの期間

1ヶ月

解決のポイント

◯相談前

依頼者は,夫の不倫の証拠をそろえて,不倫相手への慰謝料請求をしたいと相談に来られました。また,夫の不倫が初めてではなかったこともあり,離婚や別居,婚姻費用の請求についても相談を希望されていました。

◯相談後

依頼者は,相談後別居を開始しました。また,婚姻費用はご自身で請求を行うことになりました。

弁護士が,依頼者の代理人として,相手方に対し慰謝料300万円を請求する内容の文書を送付しました。

相手方はすぐに不倫を認め,当方が請求したとおりの慰謝料を支払い,依頼者と夫との接触を絶つという条件で示談しました。

◯弁護士からのコメント
本件では相手方が直ぐに請求に応じましたが,調査事務所の報告書がありましたので,任意の請求に応じなければ早期に訴訟を提起する予定でした。客観的証拠があることで自信を持って交渉でき,結果的にスピード解決に繋がることが多いように感じます。

不倫の責任はいくらか。弁護士の交渉により慰謝料増額して示談を行った事例

依頼者の属性

30代女性(主婦)

別居の有無

同居

主な争点

  慰謝料

弁護士の関与

交渉

解決結果

130万円(80万円UP)

解決までの期間

6ヶ月

解決のポイント

◯相談前
依頼者は,夫の不倫相手に慰謝料を請求していましたが,相手方弁護士から主たる責任は夫にあるなど主張され50万円での解決案を提示されたため,納得できずに相談に来られました。

◯相談後
弁護士は,メールや写真等の証拠や夫からの聞き取りにより,相手方も積極的に関係を持っていたことを確認し,相手方との交渉を継続しました。結果として,現在の家族関係を優先し,相手方が謝罪文を書くとともに130万円支払う内容での示談となりました。

◯弁護士からのコメント
不貞の慰謝料は,交際期間や離婚の有無など様々な要素によって決まるため,証拠を確認したうえ事案ごとに適切な交渉が必要です。