協議離婚で養育費の請求を半額まで減額できた事例

依頼者の属性

20代男性(会社員)

別居の有無

別居中

主な争点

養育費

弁護士の関与

裁判外の交渉

解決結果

協議離婚成立,
養育費(月6万円→月3万円)

解決までの期間

5か月

解決のポイント

依頼者の妻は育児のため長男(1歳)を連れて実家に帰りました。ところが,長男の病気もあって妻は精神的に不安定な状態になり,妻の両親が出てきて依頼者に一方的に離婚を求め,預金の半分と月6万円の養育費を請求してきました。依頼者のお気持ちとしては,長男の病気もあるので離婚と親権はやむを得ないが養育費は安くしてほしい,というものでした。

弁護士が関与し妻に文書を送ったところ,当初は妻の両親が出てきましたが,妻も他の弁護士に依頼することになり,代理人間の交渉で親権,面接交渉,養育費(月3万円)を決め,無事協議離婚が成立しました。

精神疾患の悪化で休職・・・。心配してくれていると思っていた妻に離婚を請求された事例

依頼者の属性

30代男性(会社員)

別居の有無

別居中

主な争点

離婚財産分与慰謝料

弁護士の関与

離婚調停

解決結果

調停離婚成立,
解決金(380万円→75万円)

解決までの期間

4ヶ月

解決のポイント

依頼者は持病の精神疾患が悪化ししたため,休職し,実家に一人で帰って治療を続けていました。妻も当初は依頼者を心配していたようですが,ある時期から離婚を求めるようになり,更に離婚調停を起こして財産分与と慰謝料で380万円を請求してきました。

 

依頼者のお気持ちとして,当初は婚姻継続を希望されていましたが,妻の対応を見て次第に離婚はやむを得ないと考えるようになりました。弁護士が調停に関与した結果,解決金75万円を支払うことで調停離婚が成立しました。

相手方の過大請求に適切な反論をしたうえ,早期解決を実現した事例

依頼者の属性

30代男性(会社員)

別居の有無

別居中

主な争点

離婚婚姻費用

弁護士の関与

交渉、調停

解決結果

260万円の支払い

解決までの期間

4ヶ月

解決のポイント

(相談前)
依頼者は,受任前より離婚交渉の継続相談をされていましたが,依頼者が離婚調停を提起したことがきっかけで,相手方が弁護士に依頼・過大請求がなされているたとして,正式にご依頼いただきました。

(相談後)
相手方の請求内容は婚姻費用約100万円(過去分含む),慰謝料300万円及び財産分与であり,法的観点から反論を行い,選任後2回の調停で離婚が成立しました。

(弁護士からのコメント)
本件相手方の請求は,謂われのない女性関係に関する慰謝料や30代依頼者へ高額の退職金分与を求めるなど法的に問題がある点が多いものでしたが,最終的には早期離婚を優先し,上記内容での成立となりました。

不倫相手が責任をとろうとしない…訴訟により和解金170万円の支払いを受けられた事例

依頼者

40代男性(会社員)

別居の有無

別居

主な争点

  慰謝料

弁護士の関与

交渉,訴訟

解決結果

170万円(和解金)

解決までの期間

1年6ヶ月

解決のポイント

◯相談前
依頼者は,妻の不貞発覚後,相手方が謝罪し交際をやめると誓約したことから,夫婦関係の修復を優先し,慰謝料請求はしませんでした。
しかし,相手方は再度の不貞を行い,依頼者からの連絡にも誠意のない返答を続ける状況でした。

◯相談後
相手方も代理人を選任し,交渉を行いましたが,それでもなお相手方は責任逃れを続けたため,訴訟を提起しました。
訴訟においては,依頼者から従前の経過について詳細な聞き取りを行い,賠償を求めました。その結果,相手方が和解金170万円の支払いをする内容で和解しました。

◯弁護士からのコメント
本件は不貞行為が明らかケースでしたが,このような場合でも相手方からの反論があるのが通常です。これまでの夫婦関係を綿密に主張立証することで,適正な賠償を実現する必要があります。

不倫の代償!!元妻の不倫相手に慰謝料300万円を請求しスピード解決した事例

依頼者の属性

40代男性(会社員)

別居の有無

別居中

主な争点

慰謝料

弁護士の関与

裁判外の交渉

解決結果

慰謝料300万円(公正証書作成)

解決までの期間

1か月半

解決のポイント

依頼者の妻は夫に黙って不倫をしていました。

 

妻の不倫に気付いた依頼者は,調査会社を使って不倫の証拠を押さえました。ただ,妻には資力がないため,離婚後に不倫相手の男から慰謝料を取りたいというご相談でした。

 

弁護士から不倫相手に内容証明で慰謝料請求をしたところ,不倫相手は賠償義務を認めた上で分割払いにしてほしいと要望しました。そこで,依頼者の了解を得て公正証書で頭金+分割払いの示談書を作成しました。

 

不倫相手が長年勤めている職場も調査済みですので,滞納があれば強制執行が可能です(実際には完済される可能性が高いと思います。)。

ダブル不倫の結果,クロスで示談した事例

依頼者の属性

50代男性(会社員)

別居の有無

同居中

主な争点

  慰謝料

弁護士の関与

示談交渉

解決結果

150万円(示談金額)

解決までの期間

3ヶ月

解決のポイント

(相談前)

依頼者は,妻が男性とデートしている場面に偶然遭遇し,妻の不倫を知りました。そして,不倫相手の男性(既婚者)に対する慰謝料請求を進めたいということでご相談に来られました。

(相談後)

当初,依頼者は妻と離婚するつもりでしたので,不倫相手に対し300万円の慰謝料を請求をしました。すると,不倫相手の妻から依頼者の妻に対する慰謝料請求がありました。

依頼者は妻と実際に離婚するか悩みましたが,最終的には家族のアドバイスもあり,妻とは離婚しませんでした。そして,不倫相手とは賠償金150万円で合意しました。

弁護士からのコメント)

ダブル不倫の場合,不倫相手の配偶者からカウンターで慰謝料を請求されることがあります。その際,自分の配偶者と離婚すれば,慰謝料の増額事由になりますし,自分の配偶者が不倫相手の配偶者からの慰謝料請求されても助ける必要がなくなります。

しかし,離婚は単純な損得だけで決めるべきではありません。今後の自分の人生や家族にも影響することですので,しっかりと考えていただき,弁護士はそれに沿った解決を目指します。

不貞相手が精神障害者だった…。粘り強い交渉で慰謝料を回収した事例

依頼者の属性

20代男性(会社員)

別居の有無

同居中

主な争点

  慰謝料

弁護士の関与

示談交渉

解決結果

60万円(示談金額)

解決までの期間

9ヶ月

解決のポイント

(相談前)
依頼者の妻が,職場の同僚と浮気をしていた。
妻の証言を録音し,相手方から署名捺印入りの謝罪文を取得したが,相手方が軽度の精神障害者であり,回収自体が望めない状況。

(相談後)
双方が弁護士に依頼して交渉を進めました。
相手方は予想どおり本人の資力等を前面に減額を要求してきましたが,粘り強く交渉を進め,最終的には一括支払可能な最大額であった60万円を支払ってもらう内容での示談となりました。

(弁護士からのコメント)
相手方は軽度の精神障害者の方であり,めぼしい資産もなく,収入も限られたものでした。強制的な手段を用いても回収不能になる可能性がありましたが,粘り強く交渉を行い解決を図りました。

慰謝料請求したいのに不倫相手と連絡がとれない!弁護士の冷静な対応でスピード解決した事例

依頼者の属性

30代男性(会社員)

別居の有無

離婚済み

主な争点

  慰謝料

弁護士の関与

交渉

解決結果

200万円(示談金額)

解決までの期間

3ヶ月

解決のポイント

(相談前)
依頼者は,元妻の不倫が原因で離婚していました。
離婚後,依頼者は不倫相手の男性に慰謝料請求しようとしましたが,名前と携帯電話の番号しか分からず,依頼者が何度か電話すると着信拒否されるようになり,行き詰まって弁護士相談となりました。

(相談後)
弁護士が不倫相手の携帯電話にかけたところ,電話に出ましたので,冷静に今後の流れや依頼者の希望を伝え,住所を聞いて受任通知を送りました。
その後,相手方が弁護士に依頼し,代理人同士で交渉を進めました。
交渉の結果,今後は依頼人から不倫相手に連絡しないこと等を条件として200万円(一括払い)で合意しました。そして,相手方の希望により,公正証書を作成し示談しました。

(弁護士からのコメント)
弁護士から不倫相手への最初のアプローチで冷静に話ができたことがスピード解決に繋がったのだと思います。
当事者同士の話合いでは感情論になりがちですし,後で「言った,言わない」のトラブルが生じかねません。
不倫の慰謝料請求は,専門家である弁護士にご相談ください。

父親の努力や周囲の協力により,父親が未就学児の親権を得た事例

依頼者

30代男性

別居の有無

主な争点

親権(長男,二男,長女),慰謝料(300万円請求)

弁護士の関与

訴訟

解決結果

長男,二男の親権,解決金50万円

解決までの期間

1年7ヶ月

解決のポイント

◯相談前

夫婦には子どもが3人おり,いずれも未就学児でした。相手方は,夫婦喧嘩をきっかけに長女を連れて実家に帰り,別居が始まりました。

別居後,依頼者は相手方から離婚調停を申し立てられましたが不成立となり,その後,相手方から子ら3人の親権と慰謝料を求める訴訟を提起され,当事務所にご相談されました。

◯相談後

弁護士は,依頼者の子らの監護状況を裏付ける資料として,幼稚園や学校の連絡帳や,日常生活における写真を集め,裁判所に提出しました。

裁判所が子らの状況について,子に関する調査を直接行った結果,長男,二男の親権者を依頼者,長女の親権者を相手方として離婚し,解決金50万円を支払う内容で和解となりました。

◯弁護士からのコメント

よく言われるように,裁判所による親権者指定の判断では,現状の監護状況が重視されます。ただし,子の年齢が低い場合には母親が優先される傾向にあります。

にもかかわらず,本件で依頼者(父親)が長男と二男の親権者とする和解で解決できたのは,依頼者本人の熱意や努力だけでなく,依頼者の両親によるサポートなど周囲の協力が得られたためです。

なお,本件では訴訟中も双方代理人が連絡窓口となり,子らの面会交流を続けることができました。

突然請求された過去約7年分の養育費。請求時点からの養育費を支払うことで合意できた事例

依頼者

30代男性

別居の有無

離婚済み

主な争点

  養育費

弁護士の関与

交渉

解決結果

養育費1人あたり月2万円+28万円(請求時からの合計額)

解決までの期間

7ヶ月

解決のポイント

◯相談前

依頼者は,離婚の際,養育費については取り決めをしていなかったため,親権者である相手方に養育費を支払っていませんでした。

離婚から約7年経った頃,県外の相手方代理人より,離婚成立時からの養育費498万円及び今後の養育費として1人あたり月3万円の請求があったため,相談に来られました。

◯相談後
代理人同士で交渉となりました。相手方は無職でしたが潜在的な稼働能力があること等を主張し,養育費は1人あたり月2万円,過去の養育費は請求時からのみ支払い,その前には遡及しないという合意でまとまりました。

◯弁護士からのコメント
過去の養育費に関しては,離婚成立時に合意があれば具体的な未払債務となります(但し,時効があります。)。その意味で,本件では依頼者がある意味で得をしたともいえますが,離婚成立時に合意しておけば今回のような紛争は防げたと思います。