依頼者の属性 |
50代女性 | |
別居の有無 |
別居中 | |
主な争点 |
離婚,慰謝料 | |
弁護士の関与 |
裁判外の交渉,保護命令,調停,訴訟 | |
解決結果 |
協議離婚成立,解決金(300万円) | |
解決までの期間 |
2年間 |
解決のポイント
依頼者の夫は,典型的なモラハラ夫でした。
依頼者は長年にわたり夫の無神経な態度や行動に耐えてきましたが,子ども達が独立したのをきっかけに意を決し別居しました。依頼者は置き手紙を残し,弁護士からも夫に連絡しました。ところが,夫は交渉に応じず,依頼者を職場から尾行し,遂には転居先に押しかけて暴力を振るったため,警察沙汰になりました。
弁護士はすぐに保護命令(接近禁止)を取り,離婚調停を起こしました。調停では依頼者の気持ちが完全に夫から離れていることや暴力に対する恐怖について粘り強く主張しましたが,結局,約1年を経て不成立になりました。
ただ,調停を経たことで別居生活も安定し,訴訟の準備も整いましたので,離婚訴訟を提起しました。訴訟を提起した後,訴訟外で交渉し,協議離婚と依頼者に対して解決金300万円を支払う等の内容で和解が成立しました。
別居から2年,ようやく無事解決となりました。